おからの日記

最近,おからに改名しました

我が家の鳥事情

これは学校の課題で書いた記事です.暖かい目で読んでください!

日本鳥学会を知る

みなさん.日本鳥学会を知っていますか?日本鳥学会は,日本では唯一の鳥を研究している学会です.
さて,実は私の母が最近日本鳥学会に入ったというのです.鳥学会に入ってから母はよく鳥の話をするようになり,家にはカメラが増え,休日はベランダと庭に出るようになりました.家族一同母の生活が変わってきたことを感じていいて,一体日本鳥学会はどのような学会なのか気になっていました.そこで,今回私が家族を代表し,日本鳥学会について母にインタビューすることにしました.

母の紹介

オカメインコを飼ってから鳥好きに.
鳥カレンダーを毎年買っている.
机は鳥グッズで飾られている.
最近は鳥用のカメラを買った.
あの鳥なんていう鳥?と聞くと大体は名前がわかる.

それではインタビューに参りましょう!

筆者「こんにちは,今日はよろしくお願いします.」

よろしくお願いします!

筆者「では,まず鳥学会の歴史について教えてください.」

はい,日本鳥学会は明治45年(1912)に第一回の会合が持たれ,そこで発足しました.当初は20人の参加だったそう.今では1300人の会員がいて,これは学会としてはそこそこ大きいみたいです.実は日本鳥学会は日本にいる鳥の正式な名前を決めているんです. それから,よく間違えてしまうところなのですが,鳥学会は「とり学会」ではなく「ちょう学会」という読み方が正しいんですよ!覚えて帰ってくださいね!

筆者「なるほど,歴史のある学会なんですね.では,情報処理学会など他の学会とはどのような違いがあるんでしょうか?」

鳥学会は広く学会員を集めていて,研究者でなくても鳥が好きなら会員になれます. 学会によっては,資格が色々必要だったり,研究者でないといけなかったり,明記されていなくても,暗黙的なハードルがある.ということが多いです.それに比べて鳥学会は鳥の保護を重視しているので,一般の人も広く入って欲しいと思っているところがあります. 実際に学会に行くと,鳥好きな小学生がいたり,発表に対して質問をする小さい子供がいたりもしますよ.

筆者「学生でも他の発表者に質問するのはハードルが高いのに,小さい子供も質問するんですね!それだけハードルを低くしているんですね.それにしても学会に入るということは大きい決断だったと思います.なぜ鳥学会に入ろうと思ったのですか?」

学会むけのサービスを提供する仕事をしているので,自分も学会に入ってみようということで学会を探しました.自分が興味があり,かつ自分が入れそうな学会を探したところ,見つけたのが鳥学会でした.元々鳥が好きだったので趣味と仕事実績が両方叶うぴったりな学会でした.

筆者「仕事がきっかけだったんですね!実際に鳥学会に入ってみて良かったと思うことはなんですか?」

一番は学会に行って,発表を聞いて,「やっぱり鳥ってすごいな」と思えることですね.「シジュウカラは文節を持ってコミュニケーションを取れる」ということはとても驚きました. 他には,鳥の保護というところに力を入れている人たちがこんなにたくさんいるんだと知り,鳥の見方が変わりました.学会に行くと鳥好きのおじさんおばさんお兄さんお姉さんがたくさんいて,みんな楽しそうに自分が好きな鳥の種類について語り合っていています.他にも鳥系のカリスマの先生がたくさん本を出していたりするのも面白いです.

筆者「聴講者として参加しているんですね.鳥について何か勉強をしてから参加するのですか?」

いやいや,学会の発表とかシンポジウムってすごい難しいことをやっているんだろうと思っていたのですが(難しいことを話していることもあると思いますが),そんなことはありませんでした.パネルセッションなど一般向けのシンポジウムでは研究者でなくてもわかるような話し方をしてくれたのが嬉しかったですね.
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去年のテーマはペンギンでしたが,シンポジウムで発表していた先生たちの話はとても面白かったです. 南極の昭和基地に滞在して,ペンギンの研究をした先生の話(ペンギンにログを取る機械をつけてペンギンの行動を調べる研究)や,化石博物館の先生の話(最古のペンギンの化石の話)が印象に残っています.みなさん,ペンギン愛が強いのがひしひしと伝わってきました.
学会の休憩中はペンギンの動画が流れていて癒されました. 今年はコロナの影響で学会の開催は無くなってしまいました.残念!!

筆者「どんな人でも楽しめる学会なんですね!鳥学会に入ってから休日の過ごし方が変わったご家族から話を聞いています.これは本当ですか?」

はい,鳥学会に入ってから写真をたくさん取るようになりました. 10月から3月末くらいまではバードフィーダーという鳥が餌を食べる場所を庭に作って,トレイルカメラを設置して,鳥を観察していました.

10秒くらいの動画を150本くらい,毎日見ていました!鳥漬けの日々でしたね…最初は雀だけだったのですが,シジュウカラ,雉鳩,メジロヒヨドリ,などだんだん集まってくるようになって,身近にいろんな鳥がいるということを知りました.
あとは,ベランダからですが毎日鳥の写真をとっています. ムクドリオナガカワラヒワセキレイなどバードフィーダーにこなかった鳥たちも時々見えます. 他にも鳴き声でそれがどの鳥かわかるようになってきました!!娘(筆者)も最近少し覚えましたよ!

「はい,自然と覚えてきました...もうすっかり鳥愛好家ですね.では,最後に鳥学会のおすすめポイントを教えてください!」

やっぱり暖かい気持ちになれることですね,鳥に興味があればあなたも入ってみてください!

さて,鳥学会についての印象が変わったのでなないでしょうか.鳥好きなら是非参加してみてはいかがでしょうか! 最後までお読みいただきありがとうございました!


今回取材に応じてくれた方のブログ,インスタグラム
ブログ:happyjam.hatenablog.com
インスタグラム:@happy.jamco


参考

日本鳥学会 日本鳥学会_OSJ

日本鳥学会2019大会案内 鳥学会2019年度大会案内